key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

 いま繁忙期なこともあって、あんスタのイベントもあまり進まないんだけど(それでもストーリーは全部開けた)、YOI(『ユーリ!!!on Ice』の略称)はじまった時に、「ヴィクトルって日々樹渉だな」って思ったよね。他人を驚かせることが好き。妙に陽気。後輩へのアプローチきついけど、別になにも考えてないわけじゃない。

 第9滑走は何度か見ているうちに少し慣れました。
 でも、昨日の早朝放送を見たあと、このあとのいろんなこととか考えてたら、なんかかなしくて涙ぐんだよね。ちょっと前は、「どういう風に終わってくれても、受け入れられそう」と思ってたんだけど。こういうのも久しぶり。30分番組で正味20分足らずだけど、毎回非常に情報量が多い番組なので、見返す度に観点を変えてみたりしている。
 それで今後について考えたのは↓
・ヴィクトルはコーチ料の代わりに、勇利をロシアに連れて行ったらいいのに。
・ヤコフが今回結構感心してくれてたから、ヤコフがヴィクトルの後を受けて勇利を面倒見てくれたらいいのに。
 て、いうことかなぁ。
 結局昨日と同じだけど。
 勇利はたぶんGPFのFSで、完全燃焼して、最高に仕上げて金メダル、が、既定路線だし綺麗に締まるけど、今回のユリオみたいに、仕上がったとしても負けることはある。
 ヴィクトルは「優勝させるゾ☆」*1って、最初に言ってたから、「優勝させられなかったのは、自分の責任だ」って話になることもあるかもね。「来季の優勝を目指してもう一年面倒見るから引退するな」なのか、「勇利の言うとおりに契約は解消するけど、引退はするな」なのか。今回の最後の空港の場面をみると、うすうす勇利の気持ちは通じていそうなんだけど、予告を見ると認識にズレがあると言うし……。
 ヴィクトルは約束を忘れる人なので、最初に話をしていたコーチ料の出世払いの件とかは、もうすっかり忘れてるかも。勇利は忘れてないと思うけど。その辺に関することが、最後に話を展開させる鍵になるのかな。
 町田樹と勇利との共通点みたいなものがあげられているけど、勇利のモデルが町田くんだとして、でも、町田くんと同じ形で選手を引退することはないと思うの。
 私は創作って、現実のやるせないことを昇華させてやることだと思ってるんだよ。
 勇利は町田くんに似てるかも知れないけど、町田くんじゃないから、町田くんのしなかった選択をしてもいいはず。
 勇利は自分では限界だと思ってるみたいだけど、たぶん端から見たらまだ伸びしろはあるだろうし、何より次の夢がない。引退して長谷津でぼんやりしちゃうなら(実際そうなっちゃいそうな気もする)、強引に手を引かれてでも、自分の知らないもう少し先の世界を見てみたらいいんじゃないかと思う。「何度でも生まれ変われる人が強い」んだよ。ヴィクトルはたぶん、もう選手じゃない自分の姿が見えてそう。でも上にも書いたけど、勇利ってそこまで考えてないよね。「引退しよう」とは思ってるかも知れないけど、「やめたらなにしようかな……」ってたぶんこれから考える。これまでスケートのことしか考えてきてないんだし。それじゃ話は締まらないし、これまでのことを考えると、そんな面白くない終わり方はしないと思うので、最後にもう少しひねりを入れて欲しいなぁ。

*1:こんな風にしか文字では表しきれないニュアンスであった。