key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

その後の近況。

※備忘録
1月にかなりきわどい状況になっていた母は、その後行きつ戻りつしながら持ち直し、緊急入院した病院からは「もう施せる医療行為がない」と言われ、3月にリハビリを行ってもらえる病院に転院することになった。
他に付き添える人間がいないと言うことで、介護休暇を取得し、転院手続きをしに行った。雨模様で、寒い日だった。
病棟から運び出される際と、新しい病院に運び込まれるタイミングで母とは顔を合わせることが出来た。か細い声だったが、いくつか言葉を交わすことができた。その後、病棟の看護師と話をする中で、入院に伴う検査の最中に「なにしやがるんだ。畜生め」とか細い声ながらずっと悪態をついていたそうだ。
身内の面会は二ヶ月に一度と厳しい規定のある病院で、新年度につきなかなか時間がとれないでいたため、その後面会は出来なかったが、母はやはり行きつ戻りつしながらも栄養注入用の挿管を抜く予定を立てられるくらいに回復し、兄弟間でも次の予定をどうしようという話がでるくらいになっていた。
ところが先週初めに吐瀉したことをきっかけに肺炎を起こし、容態が急変。先週金曜日に管理職から呼び出され、病院へ向かうともう意識はなく、自力呼吸は出来ていない状況だった。遅れて到着した義姉とともにめどであった夕方まで待機。お互いに取り急ぎで駆けつけていたため、その日必要なものも何ももっていなかった。二人で話し合い、重要なものを取りに自宅へ一度戻り、すぐ引き返すことにした。帰るときには雨が降り出していた。
引き返す途中で病院から連絡が入り、もう保たないとのことだった。事情を説明し、できるだけ急いで駆けつけたが、呼吸が止まって1時間半くらい経っていたかと思う。途中から土砂降りになっていた。
その後は葬儀屋に連絡を取り、次兄夫婦を迎え、実家に母を運んで、葬儀終了まで駆け抜けた感があった。
いろいろなものの場所などは事前に聞いていたため、取り急ぎ必要な手続きは二日くらいでめどがついたが、これから取りかからなければならない実家の片付けにもう心が折れそう。
二十年以上前に亡くなった父の衣類や、母の衣類、家財、特に母の持ち物については、メモ魔だったこともあって、封筒やレシート裏までメモがぎっしりで、片っ端からシュレッダーに突っ込んでいる。終わりが見えない……。