昨日封切りの例の映画を見てきたのです。
『例の映画』とは『ゲド戦記』なんですが。
淡々とした映画で、淡々と見終わり、「言われていたほど悪くはなかったね」という感じで家族は見終えた様子。実は私もそう思いましたが、「ではなんでそんなに「くそ」「くそ」言われなきゃならないのか」ときのうからずっと考えています。
何となく見終わったこの一本。岡田君の声はナイーブな主人公に結構あっていたと思うし、クモの田中裕子もよかったと思うのです。しかし私は何となくこの一本を認める気になれない。「ハウル」だって、公開時には賛否両論だったけど、「私は良いと思う」という気になったし、何度か見返したけど、やはりそう思う。「すばらしい」とは言えないかもしれないけど「佳作」と思った。共感できるレビューにも何度かお目にかかった。しかし「ゲド」に関しては、何となく「……」と言葉が出ず、考え込んでしまう。ジブリなので、制作スタッフの絵力で見せられてしまったような気になるのです。
ネタバレ含みそうでもあるので、続きはまたあとで。