key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

連休最終日日記

とても暑いです。金曜日に実家に行ったのがいい避暑だった。土地特有の霧雨もおまけでついてきたけども。
実家の庭先のばらが雨で傷んでいたのが残念だったけど、昨年植木屋さんに文字通り伐採されて、もう今年は花が咲かないのでは?と思っていたので、花が見られたのはよかった。近年ばらの生命力の旺盛さには驚かされる。

あと、この連休中に、結局大規模接種会場の予約をした。かかりつけ医がうんともすんとも言わないので、一応公的機関に問い合わせをして確認が取れたので。来週の火曜日に一回目を打ちます。

さて、視聴記録。

とてもよいと噂に聞いていたので、完全版をBSで録画していたものを見終えた。
途中までは普通に絵に情熱を傾ける若者たちの切磋琢磨群像劇なのだけど、半分過ぎたあたりでちょっと違う匂いが漂い始め、最後には見事な知己ドラマとなっていた。ラストの川下りのシーン。驚きのあまり斜めっていた体が起きた。これは……気持ちを共有したくなるな。わー。見てみて。と、むやみに言いたい気持ちになった。
若冲の絵は当然たくさん出てくるのだけど、改めてみると生々しく、騒々しくも感じられる。

これのこと書いてないよな?Unext独占配信なので、当然見ましたよ。
ストーリーはそんなに複雑では無く、子供にも受ける感じで、金曜ロードショーで毎年やっていてもおかしくないな、と思いました。夏の定番になりそう。そうしたら私毎回見ると思うな。リピートする人の気持ちはわかる。小黒はなにしててもかわいいよな。
正直いろんなところがジブリっぽいです。ジブリとバトルものが融合しているというか。中華コンテンツ最近見ていて、普通に不思議な力(いわゆる”気”の力)と剣とか体術が出てくるの、日本と違うところだな、と思う。陰陽師が向こうでも受けているのわかる。
日本人はいつから不思議な力を捨てたのか。というか、日本人は不思議な力を持っていない?自然とはやはり調和せず対立するのか?

放送中、「面白いよ」と聞いていたのに、全然見られなかったのを、ちょっとずつ見て、ようやく見終わった。
結構コミカルな場面も多いのに(唐揚げレモンのところとか、すごく話題にもなっていた。)全体に漂う雰囲気がとても暗く、不穏で、重い。みんな人生の中で傷を負っている。いろいろな問題をはらんでいるドラマだと思うので、軽い気持ちでは見られないですね。
プロになれるほどの技量が無いのに、なぜプレイヤーとして生きていこうとするのか。創作に関わる人のほとんどは多分ぶつかるとても重い問題で、舞台から降りることを選んだ人に、「お前はなぜまだ舞台に立っているのか。その資格はないのに」という言葉を投げつけられる場面が何度か出てくる。「私は降りたのに、なぜお前が降りないのか」ということなんだよな。たぶん。「私だって降りたくは無かったのに」という。でもまあ、どういう形でやるかは置いておいて、別にプレイヤーで居続けることは無理に諦めなくてもいいことだとは思っている。どういう形でプレイをしていくのかの折り合いが自分の中でつけば。以前に比べると、表現を発表する場はたくさんあって、「やりたければ、あなたもやりなさいよ」ということなんだよね。「別に止めませんよ」と。賞賛を得るのは難しいけれど。
ちょっと話はずれるけれども、「それが当たり前と思って行った自分の選択が間違っていた、と自覚したくない」ということで、激しく他人の振る舞いを非難する、ということが世の中ままあるな、と、最近とてもよく思う。