key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

『僕のやさしいお兄さん』

僕のやさしいお兄さん 1 (花音コミックス)

僕のやさしいお兄さん 1 (花音コミックス)

先日読んだなにかで、今市子のBLマンガに対し、「出てくる人が本物(のゲイ)なので、そんなものを読ませられても困る。今市子はなにを書きたいのか」というようなことを書いている人がいたのだけど、今回もまた本物(それにしてもこのいい方失礼だよな)の人が出てくるマンガで、しかもタイトルがまたガチな感じ。こういうタイトルのビデオとかいかにもありそうでなぁ。
今市子のBLマンガには家族なようなそうじゃないような、縁がなさそうでつながってる人たちが良く出てくるんだけど、今回もまたものすごい入り組んだ関係になっている。タッチが軽いのは、フランクな人とエキセントリックな人は出てくるけど、粘着質な人とかは出てこないからか。妖怪・幽霊ものとは対称的で、バランス取れているのかもしれん。血のつながっていない義理のお兄さん(別名「二丁目のエトワール」(笑))と主人公(自衛隊希望の十五歳)が結ばれるかどうかが焦点になるんだけど、まあ……どうなるんだろう。


とりあえず、『花音』は大丈夫だろうなぁ。連載終了まで持ちこたえてくれますように。
BL出版界はなにがあるかわからないからなぁ……。