key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

Vistaについてのちょっと微妙な話

一ヶ月ほど前に新しいノートPCを買った人がいたのですが、スタンドアローンで使う予定だったので、「型落ちのXPでいいや」と思って、札幌駅前にある某Bという量販店に行ったのですね。ところが行ってみるとVistaが発売されて間もなかったこともあってか、XPはそんなに無くて、Vista搭載機ばっか店頭に並んでいた。画像を扱ったりすることもあって、スペックは多めにと思っていたんだけど、結局予算とか各種条件に合うものはVista搭載機しかなくて、しかたがないと、思い切ってそこでVista搭載機を買ったわけです。
で、やや一ヶ月。
まだメインは前から持っているXP機だったので、Vista機のほうは思い出したように立ち上げて使っていたのですが、ある時Vista機を使おうと思って電源入れてみると「このOSは不正なコピーですよ」という表示が出て、指紋認証しようがパスワード入れようが、プロダクトキー入れようが全く言うことを聞いてくれなくなった。で、リカバリも覚悟していろいろ試した挙げ句、職場のPCの達人にもご登場願ったのだけど、結局らちあかず。達人はオンラインで認証しようとしてみたんだけど、それもいまいち上手くいかなくて、仕方なくOSを作ったビルGの会社に電話しました*1
すると謎が解けた。
実は一回持ち主はその電話番号に電話していて、プロダクトキーも伝えていたのですが、「そのキーは不正ですよ」としか言ってもらえなかったという。ただ達人が電話した時には、なぜプロダクトキーが不正扱いされていたのかも教えてもらえたとのこと。その後認証は許可され、再起動したら「不正コピーだ!」という表示も消えてめでたしめでたしとなりました。
なぜこんなことになったのかというと、Vistaというのは、最初立ち上げた段階で、オンラインでの認証を必ず受けないといけないことになっているらしい。それをせずにずっとオフラインで使っていると、認証を受けないままなので、「不正コピー」扱いされて、OSを使用させてもらえなくなると言う。そしてその認証も、最初の一回だけではなくて、ある程度定期的にオンライン認証を受けないとまた同じように「不正」判定されるかもしれないとかなんとか。
こうなってしまうと、もうPCをスタンドアローンで使うとか、ネット環境のない場所で使用するなんてことは実質無理なんだなと思いましたよ。古いのは古いので、そのうちサポートされなくなってしまうしね。世知辛いのう。

*1:認証画面で、「ここに電話してくれよな!」と、世界中の電話番号が表示されているのです