ほのぼのBL3本
最近、ある作家さんとかの本を同時期に二冊発行するのとか流行ってるみたいですね。昨日の明日美子さんの本も二冊同時発売だった。別の出版社同士でタッグ組んでフェア展開したり。新刊たくさん読めるのは嬉しいですけど。
こめかみひょうひょう (ミリオンコミックス Hertz Series 75)
- 作者: 雁須磨子
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: コミック
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表題作がよかったです。なんとも言えず。すごく嬉しくて同時に悲しくなる橘高くんがいとおしいし、そんな橘高くんを往来でひきたおしてむしゃぶりたおしたりしたいくらい好きな芳野くんもいとおしい。橘高くんから「会いたい」というメールをもらって、風邪で寝込んでいたのにすっとんでくる芳野くん。「おまえ、いいかげんにしろよ。こんなメール代替機に*1送ってきたら、消えちまーだろ」というのが微笑ましくてよかった。
あと、『光る男』で、むっちりしていた頃の栗田くんの顔の傍に「もち」「もちもち」と書いてあるのがなんとも。
最後の『本日はお疲れのご様子』も微妙な痛さでよかった。
猫が箱の中 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 35)
- 作者: 雁須磨子
- 出版社/メーカー: 大洋図書
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: コミック
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須磨子さんの絵はただでさえあっさりでつたない風なのに、主人公松井の顔はあまりにもあっさりで、一瞬画風変わったのかと思った。先輩(変)の顔とかはいつもどおりだったのにね。
よく考えると小学生と高校生って言ったって、例えば高一と小六だったら、四つぐらいしか違わないんだよね。小学生っていうだけで、ものすごい駄目な感じ漂うけども。
松井は高二で北原くんは五年生。六つ違う2人が小さな捨て猫がきっかけで知り合って、いろいろあって一度お別れしたあと、大きくなってから再会するという話。最後の方はちょっとじんときました。松井は頭が悪いと私も思います。
マイケルはたまたま松井の同級生でアメリカ人であったがために、松井をとりまくいろんなことに巻き込まれて大変迷惑であっただろうと思うのに、とても優しい、いいやつだった。
須磨子さんのマンガには、さくっと人の心に刺さるような一言や痛いシチュエーションはあっても、目を背けたくなるくらい嫌な人間は出てこない。
テレビくんの気持ち (バーズコミックス ルチルコレクション)
- 作者: 松本ミーコハウス
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: コミック
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後書き読んで「あ」と思ったが、確かに全部眼鏡受けだった。その中でも私の好きな眼鏡は、コンビニ会社社員の眼鏡。だってツンデレ好きだから。
なのだけど、眼鏡したままえっちはないと思うの。眼鏡っていかに顔の一部になっていても、やっぱ存在感あるもの。していることはけして忘れないもの。眼鏡の場合、眼鏡をはずすところからえっちだと思います。
まあ、昨日の『卒業生』でも眼鏡したままいろいろしていて、眼鏡にかかっちゃう、と言うのがあったけど。まあ、それはそれでいいんだとおもうけど。
*1:芳野くんは携帯電話修理中。