key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

子連れ外食の思い出

asahi.comの子育て関係の記事が、少し前に話題になっていた。
簡単に言うと、「子連れで外食すること」が話題の中心だったような気がする。で、話の中で「居酒屋」というのが出てきていたので、2ちゃんまとめサイトはてブでも非難囂々になっていたんだが、実際、田舎にいると、ファミレスなんてものは存在しないので、みんな外食するとなれば、居酒屋*1ぐらいしか行くところがなかったりする。あとはラーメン屋とか寿司屋とか、割にどこでもありそうな店。
うちは子供がすごく小さいときには、「たまにはそとで食事したいね」というよりは、「食事をさせたい時間に家にいられない→やむを得ず外で食事」ということが何度かあったような気がする。冠婚葬祭関係とかの避けられない外出とか、田舎住まいだったので、所用で近くの町に出かけての移動時間の関係とか。子連れの外出って本当にままならないことが多くて、10予定があっても、せいぜい2か3ぐらいしか達成できなかったような。いまうちは少し楽になったけど、それでも10の予定をすべてこなすことはまだ出来ない。5〜7ぐらいかな。最初の頃は自分がすごく要領悪くなった気がしたものだった。今は割り切ったというか、あきらめている。
それで話を戻すと、やむを得ずの外出で、しょうがなく、子供を連れて食事できる場所を探すわけだ。
例えば、その時滞在している町にファミレスがあったら、ファミレスに入ったりするわけだけど、実際乳幼児食に近いものをファミレスのメニューで探そうとすると、当時は結構大変だったような気がする。「子供の食べられるものがない」というか、「子供に食べさせたいものがない」というか。お子様系のプレートとか、見るとメニュー構成とか微妙だし。ハンバーグとか結構硬いし。だからうどんとか必死に探していたな(笑)。うちは牛乳の導入を遅らせていたので、グラタンもしばらくは選べなかったし。ファミレスのファミはファミリーなのに、なんか使いづらいと感じたことがあって、それからあんまり行きたくなくなったような。今でもあんまり行かない。
じゃあ、家で食べるような野菜の煮たのとか、魚の焼いたのとか、雑炊とかお豆腐とかを一番食べやすいのはどこになるかというと、実は居酒屋なんじゃないか、ということにある時気付いたりした*2
居酒屋は確かに環境として良くはないから、あまり子供を連れて行きたくはないわけだけど、「子供にも食べられるもの」がそれなりにある場所として、食事場所に選ぶことはあったかも知れない(もう昔のことなので、良く覚えていない)。

もしもう一度小さな子供を育てることになって、どうしても子連れで外で食事をしなければならないとなったら、私はファミレスよりも、ボックスで仕切られて他のお客さんになるべく迷惑かけなくていいような構造になっている居酒屋を選ぶかも知れない。同じボックスでも椅子席より座敷の方が、子供の世話もしやすいし。掘りごたつは危険だと思うけど。もちろん、都会には居酒屋を選ばなくても和食のファミレスがあるだろうし、もっと便利な場所もあるんだろう。そう言う場所があるなら、そっちを選べばいいし、私もそっちを利用すると思う。でもそういう場所を選べないところにいる場合、仕方なく居酒屋を選ぶこともあるだろうな、と、思う。*3

まあ、元の新聞の記事は、上記の話とは違うけれども。その記事に関する話を読んでいて、思い出したこと。




※子供との外食で本当に苦労したのは、乳幼児の時期なので、話の中心はそこ。離乳食期とか、まだあまり硬いものを食べられないときの、やむを得ない外食は大変だった。もちろん、どこに行っても気は遣っている。

*1:居酒屋と言ってももちろんチェーンのでかい綺麗な店ではなくて、ひなびた感じの食堂のような店である。まあちょっと大きな町に行けば、チェーンの居酒屋があったりもするが。

*2:それでも油のきつくないのとか、味の濃くないもの、スパイシーでないものなど、いろいろ気にして選ばなければならないけども

*3:ここで、「なぜ居酒屋ではなくて食堂に行かないのか」と、いわれそうだが、今のご時世、食堂を探す方が大変ではないか?人口六千人の山の中に住んでいたときにも、居酒屋は数軒あったが、「食堂」はなかったぞ。あと、食事を出す店で酒の無い店はおそらくないし、酒を飲む人はどこでも飲むので、酔っぱらいとの接触を100%避けることは出来ないと思う。