単行本をちびちび読んでいます。最初の方から文庫とは結構違う感じ。「違う」と知ってるからそう思うのかな。
合田が岩田の働いている工場の駐車場で初登場、というのは別に変わっていないんだけど、その後の電話で、「豆腐とがんもどきを取り違える男の言うことは信用しない」って……。言いたいことはわかりますけども。普通なら取り違えようのないような物についての記憶が朧気だということは、その男の証言も信用性が低い、ということですよね。わかりますけども。
「ドアのない家のような人」に続き、インパクトある表現ありがとうございます、という感じである。
こういう風に書くと誤解されそうだが、別にこういう表現が気に入らないとか馬鹿にしたいとかではなく、むしろ逆。好き。こういう独特な表現をする人大好きです。
ていうか、いっしょくたにしては失礼なのだが、私も普段こういう比喩等使ってしまいがちなので、親近感わくのかもしれん。