key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

no future

最近、高校生の書いた履歴書のチェックというのを山ほどしたのですが、その中に(もちろん一部ですけど)生年月日の年号や自分の住所、出身校や所属を正しく書けていないのが何枚もありました。中には、自分が提出する先の会社名や、住所などを正確に書けていないものも。
自分の人生のある程度の部分を規定する筈の書類(しかも清書)を誤字だらけで提出してくると言うのは、まず慎重さが足りないと言わざるをえないし、知識不足を自らさらけ出す行為なわけだから、当然、面接前からマイナスに働く。入試の小論文試験なども、誤字一字につき、マイナスポイントがいくらと定められていたはずだが。
一番の不幸だと思うのは、その自分のミスに全く気づいていないと言うこと。そしてその書類を受け取る人のことを想像できていないこと。来春の高卒生というのは昭和(63と64)と平成が入り交じる年なんだけども、「昭和」とかけないのは、平成生まれだから?そんなことはないよなぁ。とりあえず、平成1年と書くのも何とかして欲しいぞ。
それと、いろんな会社の人と話をしていると、「うちの会社には女子用の施設もないし、インフラ整備をする予算もないので、男子しか採用しません」とはっきり言われることがけっこうある。理系学部の教授もはっきり「女子の方が成績がいいけど、大学に残ってくれないから、男子が欲しい(だから男子を推薦しろ)」と推薦入試説明会で言っていたけどね。もちろんどちらも、書類にはそんなこと一切書いてないですけど。
とりあえず、そんな世の中なのだ。いまだに。