key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

ネタに出来る距離

家人が録画していたKOCというコント日本一みたいなのを、先週末に見ました。
誰が優勝したのかとか、ナタリーを一日一回は見に行くので、知っていたのですが。
見ていたなかで、しゅんとしたことがいくつか。
KOCというのは、セミファイナルまでで敗退したプロの方々100名がファイナリストを採点するというプロがプロを評価するという特性のためなのか、普通にきちんと綺麗に出来ているなぁと思ったものの点があまり伸びず、いまいちキレが悪い気がするけど、わりと斬新かもというようなものが結構高得点だったり。
で、各ファイナリストが二回ずつネタを披露する形式になっているわけですが、優勝したトリオのネタ二本目を見ているうちにつらくなってきてしまって、つい別室に逃げてしまいました……。
奇行もの、というか、ちょっと変わった言動がある人の、その変わった言動(劇中では”おしゃべり”といわれている)が、どうもこうある種の障がいを連想させるものであったので、その障がいを抱える方々と日々接して、いかに周囲とのトラブルを避けるか、何かあったときにどう納めるかに大変な労力を費やしている現在のわたくしとしては、まったく面白くも何ともなく、むしろ大笑いしている客席やネタにしている彼らに対してムラッと黒い感情がおこりそうになったのでした。それで別室に逃げたわけです。
いや、まあ、生活の中で密接に関わらないひとの感覚はこんなものだろうと改めて思い、ほんとにつらくなっちゃいました。
気にしすぎじゃないの?といわれそうですが。
ほんとにスイッチはいるとあんな感じになるんで。いかにスイッチ入れないようにしたものかと毎日ピリピリしているんで、まあ、疲れているのかも知れません。