『すいか』2
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2003/12/21
- メディア: DVD
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自分が確かに生きているのかどうか、よくわからないとか、生きることに楽しみを見いだせない、つまらないと感じている多くの人へ向けられた物語で、時に「あざとい」と感じることはあるものの、個々の生き方を肯定していく物語。他人となかなか上手くつながれない、上手く生きられないと感じている人が、ふとしたきっかけで知り合った人とふれあい、触発され、自分を認め、他人を認めして、少しずつ成長してゆく物語。そんな感じがする。
にしても、木皿さんて、ちょっと年配の方なのだろうか。(『Q10』の第一話で使われていた)「戦争を知らない子供たち」とか、私の年代でもリアルタイムではないし、、もう少し恥ずかしいのだけど、それがふっと小道具で使われるあたり。
さて、それで、この巻に入っている第六話は、お盆時期で、「いなくなった人と再会する」というのがメインテーマになっているのだけど、亡くなった絆の姉が駆け落ちするといっていた相手(貧乏で、汚いアパートに住んでいる)というのは、アレは実は絆のことじゃないのか。