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不思議なアニメでした。絵は60〜70年代っぽい雰囲気があって、メインのキャラクタは丸っこくてかわいい感じなのだけど、キャラによってはすごいデザインもあり、色彩もかなり奇抜なので、目がちかちかして見られない、という人もいそう。
カイバというのは海馬から来ているのだろうけど、この話の中でカイバというのは、記憶を食べて成長する植物の名前である。星も丸ごと飲み込む。
世界観としてはそう珍しいものではないと思う。
記憶を小さなチップのようなものに入れ、好きな身体に乗り換えていける世界が舞台で、メインの舞台になる星では、人々は上層(支配)と下層(被支配)に切り離されて暮らしている。上層と下層の間には電磁雲があって、お互いの世界が見えない。もちろん生身の人間もいるわけだけども、チップに自分の記憶を入れて、他の身体に乗り換える人もいる。乗り換え可能な身体には、頭のてっぺんに小さな穴が開いていて、そこにチップを入れると、身体が使えるようになると言うしくみのよう。
最近別に記憶に関する物語を選んでいるわけでもないのに、「またか」と思ったり。
ある特殊な機械を使うと、他人の頭(というか記憶)の中に入っていけるのだけど、それが一つの部屋になっている。棚に本やフレームが収まっていて、記憶の改ざんが行われた人の部屋は酷く汚れていたりする。でも本人にはもちろんそんなことはわからないわけだ。
話は最終的には迫り来るカイバに対してどう対処するか、飲み込まれるか、阻止するか、ということになる。「カイバに飲み込まれて、皆で一つになろう、そうすれば寂しくないよ」というのと、「でも一つになったら、自分がなくなっちゃうよ」というのの対立。
こういうのを見て「エヴァのパターン」とつい思ってしまうのは、エヴァという作品の功罪だよなぁとまた思ってしまう。
以前にも書いたのだけど、どうしても「ある時点までの記憶」しかとれないわけなので、その後はいろいろトラブルも起こるのだよね。この話ではネイロという女の子の記憶に関して、オリジナルとコピーに関する問題が起きる。
これはセルものだと全3巻のようなのだが、レンタルだと全4巻。実は私は半分くらいしかきちんと見ていないのだった。でも全部通して見ようと思ってます。金子さんと一緒にラストみた時には、いろいろ思うところもあったのだけど、流石に一週間もたってしまうと、細々したことは忘れてしまうね。
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「あ、ここテレビで見ていたな」とおもう所も結構ある。話の雰囲気とか555に似ているかも。
他シリーズに比べると、各キャラの立ち方が半端じゃない。ライダーの面々はみんな濃すぎる。坊ちゃまとか……。
↑の巻まで見たのだけど、この巻に収録になっている坊ちゃまのバースディパーティの場面はなんか……コメントに困る感じだった。
影山の駄目ぶりにちょっと心惹かれるものがある。地獄兄弟、早く出ないだろうか。