危険なゲーム
巡回するブログの一つで『屈辱』というゲームのことが書かれていた。
こんな風。
ゲームの参加者は、「とても有名で大勢のひとが読んでいるけれど、実は自分はまだ読んでいない作品」の名前を、順番にあげていきます。
他の参加者が一人その小説を読んでいればポイント1。二人ならばポイント2。本を読んだことのある人間の人数分、ポイントが加算されていきます。
ということで、最終的に最高ポイントの獲得者は、「一番常識外れの人」という「屈辱」的な称号を受け取ることになってしまうらしい。あえて恥をさらすゲームである。
実はこれがオリジナルで、そのエントリで話題になっていたのは、この変形で、もっとヘヴィなゲームだった。
本のタイトルの代わりに、
「とても一般的で多くのひとが行っていると思われることなんだけど、自分にとっては贅沢なので、やれていないこと。でもやりたいと思っていること」
を順番にあげていくことしたのです。
つまりは貧乏自慢というか……。
このエントリはすごく面白く読んだんだけど、よく考えれば、こんなことをゲームでも暴露しあえるのはよっぽど親密な関係じゃないと出来ないよなぁ、と。しかもみんないい感じで出来上がっていないといけないだろう。なんてことを考えていくと、ゲームの成立自体がとても難しい。話題もかなり、……ということで、いろんな意味で危険なゲームだなぁ、と、思ったのでした。
こういう恥さらしゲームをやること自体が信じられないという人もいるわけだけど、いい感じに酔っぱらっているときに盛り上がるのはやっぱり「恥話」で、誰にも言えないような、自分にとって本当に悲惨なネタは、べろんべろんになってる時でも御開陳しないもんだ。
私が飲み会で聞いた恥話で印象に残っているのは、
- 独身会の会長をやっている当時、メンバーと飲んでいたら、いつの間にか後ろ手で縛られており、ビデオ撮影されていた、という男性の話*1。
- そこがある待ち合わせによく使われる場所だと知らずに、某書店のある棚の前で立ち読みしていたら、近くにいた男性に誘われてしまった、という男性の話。
以上二件、同じ人の話ですが。
*1:一応補足しておくと、それ以外は何もなかったとのこと。寝てるところを撮られただけらしい