key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

遅ればせながら宇多田についての記録。

『passion』で始まり、『letters』『Keep tryin'』で終了。アンコールは『automatic』と『光』、シングルほぼ全部と、UTADA名義のアルバム『EXODUS』から三曲ほど。
セットはシンプルで、後ろに大きなスクリーンと、脇に可動式スクリーンが二枚。紀里谷氏のものらしい画像が映されていた。私と旦那がいたのは南スタンドという、ステージから向かって右奥あたり。二列目だったので、わりに見やすいところだった。
最後まで声はよく出ていて、スタミナはそれなりにある人なんだと思う一方、スローナンバー(『誰かの願いが叶う頃』『be my last』など)の高音がキープできなかったりのびきらなかった場面も見られて、疲れだったのか、もともと出ないものをCDでは調整していたのか、その辺は不明。好意的に解釈したいと思っているけど、彼女がフラットしてしまったために、チェロと音が合わなくなり、ものすごい不協和音になってしまったことが残念。
宇多田ヒカルという人の人柄が見えるコンサートだった。
ライブと言うよりコンサート。お客さんの年齢層も幅広かったけど、お行儀のいい人が多かった。私の後ろの列の人たちなど、アンコールになるまでずっと着席していた。信じられない!ていうか、そんなコンサート初めてだったかも(笑)。
宇多田ヒカルという人があまりトークの上手い人ではないと言うことは承知していたのだけど、そのトークの下手さも含めて、非常に素直で真面目な人なのだなぁと言う感想。「一生懸命歌いますから聞いてください」という感じが伝わってきた。最後の退場の時に、かなり深々と頭を下げていたのが、そういう印象になっているのかも知れないけど。
紀里谷氏の画像については、アート系のもので、私はあまり嫌いじゃなかったんだけど、旦那は気に障ったようだった。紀里谷氏の画像はどちらかというと美術館のビジュアル展示品と似通ったところがあるように思うので、映画よりはアート志向で行った方がいいんじゃないかと勝手な感想を持った。