key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

怖い話。

久々に行ってみたサイトで、ある人と数十年ぶりに偶然再会した、と言う話を読んだのだけど、そこに、私にとってとても怖いことが書いてあった。
サイト主さん(女性)は、数十年前にその人(女性)に数通の手紙を出していたんだけど、返事が全然来なかった、と。で、再会した折に、手紙に返事を書けなかった理由というのを聞かされた、ということだったのだけど。
実は、相手の人のお父さんが、届いた手紙をこっそり隠していた、ということが、お父さんの遺品整理の際にわかった、ということで。だから、相手の人は、サイト主さんから手紙が来ていたことを知らなかった、と。なんでそんなことになったかというと、サイト主さんの名前が男っぽかったかららしい。要するに、本人に確かめることもせず、勝手な判断で留め置いていたということらしい。


私はこういう暗い(と言っては失礼かも知れないが)情熱のこもった話がすごく苦手。
近しい人の持ち物(携帯電話や鞄、手帳など)を勝手に開ける。なかを見る。配送物を隠したり、捨てたりする。
その行為をしている時の、その人の心情とか顔とかを想像すると、耐えがたい気持ちになる。相手に対する愛情とか、心配とかを超越したところにある、相手の全部を掌握したいというか、コントロールしたい欲望みたいなものを感じてしまう。考えすぎかも知れないけど。
たまに聞く、パートナーの持ち物を勝手に処分する人の話なんかは、本当に恐ろしくてたまらないのです。
そういうこと(他人の持ち物を自己判断で処分)をあっけらかんとやれてしまう人のことが、私にはどうもよくわからないのです。


ああ、怖かった……。