key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

旅終了

いろいろなことをしてきた旅でした。土曜の深夜に帰宅。
昨日は金子さん(JK)の誕生日であった。

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

↑だけ読了。正確に言うと、最終章ぐらいを残して帰ってきてしまったのだけど、ちらちらつまみ食いのようにラストまで読んでいたので、読み終わったも同然だった。

もうすでにいろんなところで言われているようなのだけど、事件自体のトリックというか、オリオン像に関することとか、建物のことについては、結構すんなりわかるんだけど、物語の中で重要なのは、そういうことではなく、概念的なことなので、何も考えずに読みたい人にとっては、カタルシスの得られない物語ではないかと思った。
不定という言葉が何度も出てくる。名付けの問題に似ている。名前がついた(=定義された)瞬間に、そのものは存在するようになる。

S&Mはこれで頭三作を読んだことになる。読んでいる最中はおもしろいんだけど、どうして続けて読めないのかが疑問。