突然訳のわからない展開で終わったとか言う噂だった、『20世紀少年』だが、やっぱりこの巻でも終わっていない。刊行まで時間がかかったのは加筆をしていたのだろうと、いいように解釈しておこうと思う。最終章の集中連載がもうすぐ始まるらしい。映画もあるらしい。ケンジも難しいが*1、オッチョできる役者なんかいるのかな。あたまつるつるですけど。
話がかなり大詰めに来ているのに、ここでまたなんか話が複雑になってきて、お面かぶった男も再登場してきたので、いったい「ともだち」が誰なのかさっぱりわからなくなってしまった。ていうか、前の読んでから随分時間がたっているので、話を忘れかけていた(←馬鹿)。
この話を読んでいて怖いのは、(ともだちにまつわる一連のことがないにしても)ずっと先の日本はもしかするとこんな風になってしまうんじゃないかと言う考えが、ふっと頭をよぎることがあることで。きのうあたり「三丁目の夕日」とかもテレビでやっていて、「あの頃はよかった」的な雰囲気が出来つつあるのが、なんというか気持ちが悪い。みんなあそこから抜け出したくて頑張ってきたんじゃないのか?