僕に釣られてみた。
一巻を返却しに行ったら、二巻が返ってきていたので、借りてみた。四巻で憑依イマジンが四人とも揃う。ちなみに一番あくどそうな四人目の声がスズケンである。
けっきょく3がなかったので、2と4を借りるというむずがゆい事態になってしまったんだが、子供が見ているのを端から見ていて思ったのは、「これはひとり戦隊なんじゃないか」ということだった。
主人公の良太郎に憑依するのは、
- 熱血単純系、情に脆い赤
- 知的で狡猾、女たらしの青
- 体力勝負(しかしすぐ寝るらしい)、頭の中まで筋肉系の黄
- 青を超えて狡猾であり自分勝手だが、シスコンの紫
の、四人で、うち上三人は戦隊の基本三色だ。ちなみに紫・黒・白などは追加オプション色だ。そして能力は概してオプションの方が高い。
これが入れ替わり立ち替わりで良太郎の身体に憑依して変身するのが電王。各色に合わせて専用車両もある。車両は巨大メカのようなもので、車両に攻撃武器もついていたりするので。
なにより話の雰囲気とか主題歌も明るめなのが、30分早い時間帯の戦隊っぽさを思い出させるような気がする。
ライダーはデザイン含め凝ってるなぁと思う。身体に細い線路ついているし。赤(モモタロス)の顔にはちゃんと割れた桃がついており、青(ウラタロス)は亀型メカに乗って水上を移動したりする。決めポーズの際には駅メロみたいなのがそれぞれ流れたり。
まあ、とにかく子供にはいろいろ楽しめる要素がいっぱいみたいで、頼まれて一緒に借りた『キバ』があまりにも雰囲気違ったからか、途中で切られてしまったのがかわいそうな感じだった。
『キバ』はオープニングからあからさまに井上的(真っ赤な薔薇の散るオープニング。555っぽい)で、しかも過去と未来が交互に進行するので、話の把握がしにくいあたりが、うちの人達には駄目だったっぽい。
まあ、それでも全部見てから返すけどね。