key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

突然歴史の話

吉備真備の話を今日読みました。
ちなみに吉備真備って、携帯でもちゃんと一発変換されました。最近の機械って優秀ね、と、思った次第。
吉備真備は夢占いに行って、他人の夢を買った、と言う話。
夢を買うと言っても、お金を払ったわけではないけども。非常に昔風に、横取りする人の言動をなぞると、夢を自分のモノにできるらしい。
あと、真備は中国に二回行っているけれど、一度目は二十年くらい帰ってこなかった。それでその理由が、帝に気に入られて帰してもらえなかったという話があるらしい。いや、勿論有能だからなんですけど。それで、周囲にねたまれ、幽霊屋敷に閉じこめられるが、その屋敷に出る幽霊というのが、阿倍仲麻呂(ちなみにこっちは携帯では一発変換されなかった)で、全く脅しにもならず、むしろ味方になってくれたとか。続く兵糧責めには日月封じで反撃したとか。
帰国の際に鑑真を伴っていた(二度目)のは割に有名な話かと思いますが、九尾の狐も連れてきたと言われているらしいですね。
と、いうことで面白いお話でした。
それにしても、「皇帝に気に入られて帰朝ができない」などと聞くと、腐った女子その一としては、やはり妄想膨らんでしまいますがな。
真備に夢を取られた若君は「美しい容貌」と書いてあるのだが、真備自身はどうだったのか、気になるところではあります。