key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

つらい生き方

小説とか漫画とかで時折見かけるような気がするんだけど、思春期の多感な少女(であることが多いような気がする)で、この世の全てを憎んでいるような言動の人。「みんな嫌い。大嫌い」てやつ。あれを地でいっている、というか、そのまんま生きている人というのが職場にいて、その人が一緒に仕事をしていた人に対してしていた仕打ちがあまりにひどいので、話を聞いてため息しか出なかった。
「こじらせているんだね。かわいいね(笑)」なんて大人な態度でスルーできるようなレベルではなく、「ちょっとそれはあんまりだ」という感想しか出てこなかった。どうも元々は自分が所属する集団内でのマウンティングに失敗し、それを全然関係ない上司に八つ当たりしているようなんだけど。ちなみに私はこの話をそのやつ当たられている上司から聞きました。冷静に意見しようものなら途端に敵認定して牙をむいてくるので、対応が本当に難しい。私も以前その人の気に障ることをしたので、敵認定ですよ。つるんでいた人は何人かいて、仲良くしているように見せつつ「あいつらは別に友達じゃない。嫌い」だそうなので、そのつるんでいた人のこともなんだかかわいそうになってきてしまった。そんな風なので、はっきり孤立しているんですけど、それも相手が悪いと思っている風だ。ていうか、「あんなやつらと一緒にするな」「かまってやってるだけ」という言い草ですよ。

寂しい人なんだな、とは思うけど、自分がつらいこととそれを他人にぶつけることはまったく関係ないし、正当ではない。本人ももしかしたらわかっているのかもしれないけど、自分の気持ちをうまく表現できない、やり過ごすことの出来ないことを許容される年齢ではないことを、もうわかった方がいいと思ってしまうのだよね。
それで、そういう生き方、うまく放出できない自分の感情を、泥団子のようにして他人にぶつけることしか出来ない生き方はつらいな、と、ここ二三日考えている。
嫌いとか憎いとか、呪うような感情、負のエネルギーをずっと持ち続けているのはとてもつらい。

明日、というか、もう今日ね。彼女は最後の出勤日だそうです。彼女にやつ当たられていた上司も転勤が決まりました。だからなんだと彼女には言われそうだけど、最後に後ろ足で砂をかけられるようなことがありませんように。本当にお疲れ様でした。