見た映画いろいろ

舞妓はレディ スタンダード・エディション(DVD1枚組)

wowowでの録画を見ました。
周防さんの映画って、基本画面が小津っぽくて新しくなくて、ほっとするんだけど、これもすごい作り物感があって、それがよかった。
昔のミュージカル映画っぽいと言うか。私は何故か『狸御殿』を思い出したんだけど、舞台とドラマのミックスみたいな感じになっている。

主役の上白石萌音が歌がうまい。そしてちょっともたっとして、でもそこがいい。
長谷川博己がまた駄目な男っぽい。詰めの甘い優男。でもそこがいい。
濱田岳。『ゴールデンスランバー』の役がすごく印象的で、気に入ったんだけど、ちょっと影があるというか、内向的な感じがある人なので、京都のお茶やさんの息子なのに標準語で話をしているというちょっと屈折した男の子の役がよかった。
実はみんなよかった。

よかったので、消去するのをやめました。

シコふんじゃった。 4K Scanning Blu-ray

『舞妓はレディ』がはじめてwowowでかかるということで、周防作品をたくさんやってたので、久々に見た。清水美沙も本木君も若かった。
本木君がその当時結構イケてた若者の格好をしていたけど、これがまた似合っていないのが面白かった。本木君って、若干アバンギャルドにしても、ドレッシーな方が似合うと思っている。
でも、この映画で本当にかっこいいのは、実は柄本明だと思うよ。

周防さんやっぱり好き。
このあと『ファンシィダンス』もあったので、録画した。
これから見ます。楽しみ。

ぼんとリンちゃん ブルーレイ豪華版 [Blu-ray]

これは、よく聞いているラジオ番組で、おすすめというか、課題になっていて、以前からちょっと興味があったので、見ました。
主役の男の子（高杉真宙）、可愛いけど、小さいな、と思っていたら、実は真宙くんは普通で、女の子の方（佐倉絵麻）が大きめだったのだ、と言うことが後からわかった。
二人はオタクで、二人の妹もオタク、みんなオタクっぽい早口で、またすごく中二っぽい話をするので、そういうもんだと思って見ないと、辛くて脱落しそう。救出する相手のデリヘルやっている女の子も結局オタクなので、話の途中で突然かけ算はじめて「萌え」とか呟くのが面白かった。
場面のつなぎ方とかがちょっと雑な感はあったけど、ぼんちゃんのだいぶんこじらせた感じが痛々しくもあり。そこが見ものであった。話の中で、たぶんぼんちゃんだけが、ひとりだけ場位置が違う。彼女があえてそこにとどまり続けている感じが、また非常にオタクっぽい感じがした。