新刊にまつわる話とか。
新刊に入っているのは、以下のようなものなんですが。
1 お泊まりの翌朝に伊角くんが緒方先生の家でご飯を作る。
2 ある人の葬儀の件で、院生時代の仲間と再会、ちょっとお酒飲んだりする。
1の方は、伊角が下手だと嬉しいよな、と思いながら、「魚」の伊角は父子家庭の長男なんで、そこそこ家事をする子なので、上手いかどうかは別にして、淡々と料理するわけです。いずれ、彼が悪戦苦闘しながらご飯を作るところも書く予定ではいるのですが、今回はそういう話ではないです。二人のなんかちょっとずれた雰囲気をお楽しみください。
ちなみに「遠い星」の方の伊角は、全然家事に興味ない子ですね。
2の方は、「だんだん年を取ると冠婚葬祭でもないと、人が集まらないよな」というある日の感慨から思いついて書いたもので、ある方が急逝されて、それでしばらく縁のなかった人と再会する、と言う話になってます。
こっちは伊角が中心で、次が和谷かな。そういう序列でした。緒方先生は一ミリも出てないです。
今考えると出してもよかったというか、そういう場面を書くことも出来たかな、と思うのですが、書いていた時にはなるべくキャラを絞ってまとめることを考えていたので、自然と引っ込んでしまいました。
書いているうちにボリュームが出て、今のところ、置き場のないものなので、申し訳ないですが、今回収めさせていただきました。