key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

今年も余裕派の季節がやってきた。

数年に一回、余裕派を振り返る週間がやってくるのですが、今年もその季節が迫りつつあるので、新しく出ていた↑を買いました。
余裕派のために買ったのに、最後の「春の雪」の章から読んだ。楽しかったので勢いで「暗夜行路」の章も覗いてみたが、そこに載っていたあらすじを見て、志賀直哉のまっすぐな生き方(笑)に震える思いがした。
志賀直哉の文は上手いと確かに思うんだけど、そこから透けてみる本人の真っ直ぐすぎる人間性にいつも震える。志賀直哉は自分を信じすぎていると思う。

なんてふざけたことを書いていますが、この「誤配」という考え方は面白かったです。