key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

金子さんが大変な寝坊をしたので、午後から芸術の森に行ってきた。
北海道にゆかりのある漫画家さんの原画(データ刷含)展というのを今やっているのです。
かなり古い作品の黄ばんだ生原稿とかもあり、古い人も新しい人もあり、の中で、印象に残ったこと数点。
一つ目は、安彦良和さんの原稿。
たいていの生原稿には汚れを消したり絵の修正のためのホワイトが入っているのに、安彦さんの生原稿には全くホワイト跡がなく、思わずデータ出力かと思ってガン見してしまった。間違いなくアナログ生原稿だった。
二つ目は三原順さんの生原稿があったこと。
なくなったのももう随分前なのに、まだ生原稿が保管されていたんだな、と言うのが一つ。あと、普通にまんが見ている時にも思っていたんだけど、線が力強すぎる。たしか三原さんは丸ペン使っていると昔聞いたような気がしていたんだけど、よくこんな太い線が描けるな、とおもうくらい。もしかすると部分的にGペンとか使っていたのかも知れないけどさ……。生々しかった。これもガン見してしまった。
ちなみに展示されていたのは

でした。
あと、はみだしっ子の掲載された花とゆめがケース展示されていた。
三つ目に今敏さんの生原稿があったこと。漫画描いてたのは知っていたんだけど、作品はなかなか見られなかったので、展示されていたのはありがたかったですね。
故人の作品もいくつか展示されていたので、岡田文子さんのもあればなぁと思っていたのだけど、さすがに原稿はありませんでした。だけど、岡田漫画の掲載されたCOMはケース展示されていた。

たいていの人は、北海道出身の人、移住して今は北海道にいる人など。
あ、この人そうなんだ。という人が結構たくさん。
他県出身で、北海道に移住してくる人の動機ってなんだろうと、ちょっと考えた。
ビジネスをするということでは、利便地ではないのでね。どこにいても漫画は描けると言われればそうなんだけども。