key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

講談社文庫の栞の件

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)

分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上) (講談社文庫)

しばらく前に京極堂のシリーズを続けて読んで、お嬢様学校のエスっぽい話まで読んだら、ちょっとおなかがいっぱいになった気がしたので、しばらく放置していたんだけど、先日金子さんから続きを要求されたので、↑を買ってみた。

久々に読んで思ったのだが、京極夏彦の文章は、私にとっては甘ったるい香水のような感じがする。
そこそこ流れに乗ってしまえば面白く読み続けられるのだけどねー。

ところで講談社文庫というと、これまでは中に谷川俊太郎:訳、和田誠:絵のマザーグースの栞がついていたものだけど、実はこれにはそれがなかった。読みかけて、「さあ栞を挟もう」と思ったらどこにも入ってない。しょうがないので書店でかけてもらった紙カバーの端っこを折り込んだんだけど、ないとなるとなんだか不便なものだと思った次第。
それで思ったのだけど、講談社は文庫に栞をつけるのを全く止めてしまったのだろうか。それとも、偶然私の買った本についていなかっただけなのか。まあ、あのペラい栞を作って挟む手間も相当なものとは思うけれども。