key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

『ひふみよ』を見てきて

 昨日の会場は、札幌市民会館の所にできた札幌市民ホールというところで、私は三階席のかなり後ろの方だったのですが、元からそれほど広いところでもなく、傾斜のかなりあるホールのため、行ってみるとそんなに遠くは感じませんでした。まあ、アーティストの顔を肉眼視できるようなレベルではないですが。真駒内あたりの端っこにいるよりは全然よく見えました。
 客層は私を基準にすると+5〜−10くらいかな。母子でも何組か来ていました。

 演奏もよかったし、なにより、思ったよりもオザケンの声が出ていることにちょっと驚いた。その日何度か聞いていた『流れ星ビバップ』が一曲目だったのだけど、CDと同じような声で。
 かなり久しぶりのツアーだし、CDも『LIFE』『球体の奏でる音楽』のあとの『Eclectic』はおさえた感じの歌い方だったので、もしかするともう昔の曲を歌うのはつらいのかなぁと思っていたのだけど、そんなことはなかったみたい。会場から退けるときに、昔のツアーにも来たことのある人が周囲にいて、「声量が無くなった」と言っていたけど、充分だったと思います。
 曲は『犬は吠えるがキャラバンは進む』と『LIFE』が中心だったかな。あとは『刹那』にも入っているシングルの曲と。「カローラ?に乗って」もあった。『Eclectic』からは『麝香』だけだったような。一枚目の曲はかなりアレンジがされてました。あとは新曲が3曲。メンバー紹介の際に、オザケンのギターソロがあったのと、『ラブリー』の歌唱指導があった。イントロを弾きはじめたあとで、「この曲は今から一時間後に演奏されます」「新しい歌詞を考えてきたので、今から練習しましょう。」というパターンは、初めて見ました。
 開演はほぼ時間どおり19時を少し過ぎた頃で、それからアンコールと挨拶を入れて終了が21時30分過ぎ。途中にポエムリーディングを数回挟んでわりにゆったりした感じで見られました。
 最初の曲と最初のリーディングの時には照明が暗かったので、よく見えなかったのだけど、明るくなってから見たら、オザケンのおでこが全開になっていて、ちょっとぎょっとしました。なんとなく前髪があるのが普通のイメージだったので。ただ、細い足とかまっすぐで四角い肩とか見ると、昔とあんまり変わってないなぁと。リーディングの時に多少噛んだり、曲の入りに失敗したりはご愛敬で。前述の通り、声は充分出ていたと思うし、歌も最後までしっかりしてました。
 リーディングの際には、バックの演奏に合わせてゆらゆらふらふら身体を揺らし、ステップを踏んでいたり、リーディングに入る前などに、割に唐突にメンバー全員で踊ってみたり*1、茶目っ気にあふれ、楽しいライブでした。
 私は、(曲は一通り聞いてはいるけど)そんなに熱心な、ファンを名乗るほどのものでもないのだけど、小沢健二と、彼のいたフリッパーズギターに関しては、昔付き合いのあった年下の女の子との思い出があって、今回もそんな懐かしさからふらっとチケット抽選に応募してみたのだけど、今回見られたのは幸運だったと思いました。ダフ屋も出ていたので、たぶんチケットとれなかった人もたくさんいたのだろうなぁ。
 最後の挨拶を済ませて退場するときに、「また来ます」と言うことだったので、たぶん、また何年後になるのかわからないけど、ツアーはやるんだろうし、新曲も作っているみたいなので、アルバムもそのうち出るんだろうなぁ。
 機会があったらまた行ってみたいと思いました。

*1:何度かやったので、会場では笑いも起こっていた。「気になるなら一緒にやってください」とのことで、一緒に踊る人も