key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

『服部』その後

勤労ロードショー〜 LIVE IN JAPAN (初回生産限定盤)(DVD付)

勤労ロードショー〜 LIVE IN JAPAN (初回生産限定盤)(DVD付)

去年チケットはずれまくったユニコーンのライブ音源。
昨日お出かけの時に聞いていた。
『服部』をやっていた頃、彼らはまだ二十代前半〜中頃で、奥田民生はまだアイドルっぽい匂いをさせていた頃だと思うんだけど、その若い彼らが、自分たちぐらいの若造に向けて「おうちへ帰って泣いてろ」と言う大人(つうか中年)の男の視点で歌を歌う、と言うのが、当時としてはおもしろい所だったんだろうけど、その彼らが、今や『服部』の主人公の年代(30代)も通り越して40代になってからこれを歌うというのは、なんだか奇妙な感じがした。搾取される側から搾取する側への移動というかなんというか。彼らの気持ちに変化はあるのだろうか。

ちなみに歌詞の中の「dirty 30」の部分はライブでは「dirty 40」に変えられていた。

まあ、でも考えてみれば、いくらバブルの頃とはいっても、実際お金持っていたのは、学生では無くて、いろいろころがしてバブル生産していたような大人の人達であっただろうから*1若い女の子をover30の人達に取られるというのは、「うん。まあそうかもね」と納得できる図式かもしれん。


ユニコーンは男の子による男の子のためのバンド。昨日聞いていて、またそう思った。

*1:遠い世界の出来事だったので、どこにお金がそんなにあったのか、私にはわからなかった。