key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

『なずな先生と神田くん』

高田さんのまんがのどこが面白いの?と、尋ねられてもなかなか説明できないのですが、すごく疲れている時とかに読むと、心和むというか、気持ちが落ち着くような気がして、昨年末にはよくこの本をぱらぱら見ていました。
英語を勉強してる大学院生・神田くんの住んでいるぼろアパートの上階に、同じ大学の英語の教官に就任したなずな先生が引っ越してきて……という話。高田さんの他の話同様、なずな先生の先輩、中津川先生も交えてのなんとなく三角関係。高田さんの話は受けの人が二人の人に好かれるパターンが多いんじゃないかなぁ。
これは高田さんが同人でやってた話の焼き直し、になるのかなぁ。なずな先生のシリーズを買おうと思ったときにはほとんど完売していたので、わからないんですが。
なずな先生の飼っている猫*1がまるで生きたぬいぐるみのようなのですが、その猫の背骨跡の点線がいとおしい。

あと、中津川先生が「大人になると、あったり連絡する理由をどっちかが作っていかないと簡単に途切れる」というの、非常によくわかって切ない。本当にそうだもの。時節柄、年賀状とかもそうだけど、たまの誘いでも、無視しちゃえば簡単に切れるしなぁ。切りたいと思ったら、返事しなきゃいいんだもんね。本当に簡単だと思う。

*1:「山口」と「白」というが、見た目全然区別がつきません。どっちも西の言葉を話す。