key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

男の子たちとの会話

今年は女の子たちより男の子たちとの付き合いが多い。

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去年までいろいろお付き合いのあった男の子二人が、金曜日に会いに来てくれた。
「みんな元気?」と仲間たちの近況を尋ね、いろいろ楽しいお話を聞いていた中で、私が何気なく、彼らのグループにいたある女の子のことを話したら、途端に顔をしかめて「あいつの話は聞きたくない。名前も聞きたくない。あんなやつは知らない」と厳しい口調で言ったので、こっちがぎょっとしてしまって、とっさに謝ることも「何かあったの?」と聞くことも出来なかった。普段そんな風に話すことがない人なんで、余計に驚いたんだと思う。もう一人は日々スポーツ三昧らしく、以前よりたくましくなっていた。もうすぐアメリカに研修旅行に行くそう。無事でありますように。
二人とも今の生活は順調で楽しいようだった。

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「車には興味がないんです」
と、言った男の子がいた。
将来の夢みたいな話をしていた。「手に職をつけてものづくりをしたい」という彼の思想は妹さんにも影響したらしく、妹さんは高校を卒業したら、手に職をつけるべく専門学校に進学するのだそうだ。
ものづくり、じゃあ、なにを? という話の中で、何気なく誰かが「自動車とか?」と言ったら、彼は上記の通り「興味がない」と言うお答え。ちょっと申し訳なさそうだった。
何を作りたいかというと、「たくさんの人に日常使ってもらえるものを作りたい」ということだった。彼の考えからすると、「自動車は利用する人としない人がいる。もっと身近なものがいいんです」ということらしい。
その彼の考え方というのは、私もとても共感できるし、以前、彼と同じ仕事を目指したある男の子と話をしたことと共通する部分があった。
こういう考え方の出来る人は、なかなかいない。とても尊い人だと思った。