key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

初老男性との恋

買おう買おうと思って買いそびれていたFeelYoungを買う。もうそろそろ次月号になるからやばかった。
少し前の号から、ヤマシタトモコさんの連載が始まっていて、今回初めてじっくり読んだんだけど、これが二〇代後半の女性が五十代前半の男の人に恋をするという話だった。なんと、西さんの娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)と設定かぶるようなかぶらないような。こういうのが最近流行かなにかなのか?そりゃまあ、主人公の年齢も境遇も相手のこともいろいろ違うから、これは違う話ですよ。もちろん。マンガの雰囲気も全然違う。
ただ、私はもうどちらのマンガのヒロインとも年が離れてしまっているからかもしれないけど、五十代前半の男性って、こんな枯れた風情してるように見えるのか?
むしろこのくらい枯れていてくれ。君、脂ぎり過ぎてるから。野望持ちすぎてぎらぎらしてるから。と、言うような五十代前半が私の周囲に多いから、違和感があるという、単にそれだけかも知れないけど。
でもいろいろ疲れていたりするときには、静かにそっと側にいてくれるぐらいが嬉しいものだよね。とは思う。
それにしても枯れた風情している癖に、表情とか仕草とかに色気があり、若い娘をよろっとさせたりするような五十代前半というのは、たいがいいろんな意味でろくなもんじゃないと思う。そのそこはかとなくろくでもない感じが、マンガとか小説では必要なんだけどさ。

そして、ヤマシタマンガのこの張り詰めぶりは、今更ながら半端じゃないと思いました。読んでいて、呼吸するのを忘れてしまいそうです。いつもそう。改めてみてみると、別に背景が入っていないというわけではないのですが。まあ、白い方だとは思うけれど。