key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

母娘で外出

もうすぐ金子さんの誕生日なので、今日は二人で外出してきた。
最近二人で外出することが増えた。って、だいたい用事は近所にお買い物なんだけど、今日は札幌の駅前まで行って、二人きりで外食もした。おでんくん含め三人でお出かけ&食事はしないのがデフォルトなので、わりに今日は画期的な日だったと言える。
お昼は移動の関係もあって駅前のデパートの地下だったんだけど、まわりのボックスには同じような母娘が数組いて、気付いた金子さんは「お母さんと娘の組み合わせが多いね」と言っていた。「女同士じゃないと買いに来られないものもあるからね」と返したけど、内心は「もう一緒に買い物に出て、食事をとったりするような年頃になってしまったんだな」と思っていた。
出かけると時々乳幼児が目につく。そのたびに「小さい子がいるよ。かわいいね」と話してきたからか、自然周囲に乳幼児がいると「小さい子がいるよ」と金子さんから声をかけてくるようになった。今日もそういうことがあり、やや前方にいる小さな女の子を見ているときに、ふと「あんな風に髪を縛ってあげればよかったかも」と思った。金子さんは髪の量が半端じゃなかったし、リボンやシュシュをつけると、気になるあまりすぐにとってしまう子供だったので、あまりきちんと結んでいたことがない。
「あんな服を着せてあげればよかった」とか「あんなことをしてあげればよかった」とか、最近よく思う。
小さい頃はあっという間に過ぎて、その当時はとにかくいっぱいいっぱいだったという思い出だけが残ったように思う。
私の実母は、私の出産にだけ立ち会ったので、私の子供に対しては孫の中でも特別な思いを持っているようで*1、そんなに気前のいい人じゃなかったけど、いつだったか「孫はかわいくて、何でも買ってやりたくなる」と言っていて、かなりぎょっとさせられたことがある。
思ったんだけど、こういう祖母→孫の思いみたいのは、「ああもしてやりたかった」「こうもしてやりたかった」という後悔から来ているのかね。やっぱり。

*1:手術室から出てきたときから見ているから