key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

素朴な疑問

自分が子供好きかどうかとか、昔からあまり深く考えていなくて、深く考えないうちに子供が二人も出来ていた間抜けです。ただ、街中で赤ん坊を見ると構わずにいられないということはありました。構うと言っても、別に弄り倒すわけではなく、ただ赤ん坊と見つめ合って笑いかけたりするくらいですけど。
自分の子供は「かわいいなぁ。こいつ食べてしまいたい」と思うこともあるし、「む〜、こいつはいかん」と思うこともあって、まあ、悲喜こもごもというかいろいろですけど。
ただ、他人の子も自分の子も、散歩に連れ出していろんなところを歩いているときに、どんなことを考えているんだろうなぁというのは素朴な疑問としてありました。ベビーカーに乗って、空を見上げているとき、夏の夜に花火を見ているとき*1、身近に咲く花を見たとき、通過する景色を見て、子供は時々声を出したり手を伸ばしたりしますけど、その時いったいどういう気持ちでそれらを見ていたのか、すごく関心があった。でも子供が自由に話を出来るようになる頃には、もうそんな赤子の頃の記憶などみじんもなくなっているので、結局わからないのが、残念なのです。
この間も久しぶりに子供と訪れたところがあって、おでんくんに「あれ、覚えてる?」と言ったら、当然のように素っ気なく「わかんない」と言われて、わかっていたのにがっかりしてしまいました。


あ〜。赤ん坊を会話できる機械を誰か発明してくれないか……。

*1:まあ、十中八九泣くんですけど