key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

なんか真面目に働いてますけど。

ある女の子と仕事についての話をしていました。
ホームヘルパーの資格なんかも持っていて、福祉の仕事に興味ありげなのだなあと思っていたんですけど、もう少し将来のことについて突っ込んだ話をしてみると、機械操作などと人とふれあうことの両方を兼ね備えた仕事をしたいという話が出てきました。
それで、電力会社系のメンテ仕事とか、家電会社のサービス業務とかそういうのがやりたいのかな、と思ってその関係の話をいろいろしながら、ふたりでぱらぱらと本を見ていたりしたんです。
そしたら、ちょっと変わった名前の会社を彼女が見つけました。
どんな会社だろうと言うことになって、調べてみたら、その会社は車いすの人の自宅生活のためのリフトとかエレベーターの製作とか据え付けをしている会社だと言うことがわかりました。
それがわかった途端に、彼女、ものすごく興奮しまして。
「こういうの、やりたかったの!」と言って、「すごい」「すごい」と言いながら、会社の説明などをどんどん読んでいき、最終的には資料を持って帰りました。
「ここに就職できたらきっと親孝行もできるよ」と資料見ながらいうのにはっと思ったのですけど、彼女のお母さんは足の悪い人なんですよ。私も何度かお会いしたことがあって、すごく丁寧な方なんですけど。そしてとても仲のいい母一人子一人家庭なのです。
それで、なんというかですね。「出会い」というのはあるのだなぁと思いながら帰ってきました。
彼女と普通に話をしていたときには、私はその会社のことなど一つも思い出さなかったから、もし、彼女がその会社の名前に注目しなければ、たぶん見逃していたし、そうしたら、彼女の本音もきっと聞けなかった。彼女もその仕事には出会えなかったと思う。
この先なにか彼女の障害になるようなことがなければ、彼女はたぶん今日見つけた会社を第一志望にして就職活動するんじゃないかな。とりあえず他にその会社をねらってる人はいないみたいだし。


今日は連休後の木曜で午後にはすでにぐたぐただったんですけど、彼女が目を輝かせているところを見て、ちょっと疲れがとれました。