key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

サイコロとカードの話

昨日は、市内のS大の主催で行われた、中国のゲームについての講演会を聞きに行きました。
双六のような遊びと占いとの関連性とか、世界中にあるバックギャモン的な遊びのこととか、いろいろ。中心はサイコロとカードのゲームについてで、面白い話だったので、がつがつノート取ってきてしまった。
サイコロと言っても、話の中心は六面のいわゆる「サイコロ」ではなく、裏表二面のモノでした。中国の古代に使われていたサイコロは杏仁形をしていたと言われるそうで、半円形の黒塗り面と平らな白地(無垢)面のあるものを5コとか6コとか一度に投げるとのこと。この「二面のものをたくさん投げる」というのが、ミソらしい。裏表の組み合わせいろいろで点数などが決まっているのだそうな。
ちなみに強弱は、黒>白で、陰>陽であったとか。
それにしても、私は博打はあまりやらないので知らなかったのだけど、サイコロは手で振ってはいけないのだそうだ。何故かというと、手を触れると人為が働くからだとか。
天意を反映させるために、サイコロは手で触れないよう、お椀や筒のような入れ物に入れて振るのが正しいやり方だそうだ。この話を聞いて、私はすぐに神社のおみくじを思い出しました。
講師は市内のH学園大の先生だったのですが、H大のドクターコースに在籍中に、二年ほど中国に留学していたとかで、中国語ぺらぺらという話。途中でいくつかの言葉を発音してくれたりしましたが。
モンゴルや韓国あたりで撮影してきた現地の双六やカードゲームの様子などもビデオで見せてくれました。これも面白かったです。博打の好きなおっさんはどこの国でもそうかわらないな(笑)とか思った。