key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

大人はずるい

昨日は昼に新年度人事配置の発表がありまして、私的に変わったことはあまりなかったんですけど、部署的には「む〜」と思わないでもないことがあったので、複雑な気持ち。
ああいう一覧とかが出ると、微妙な個人間の力の差とか、駆け引きの結果とか痕跡が見て取れることがあるのかなんとも。ある意味屍累々な書類である。
ぶっちゃけ私の今いる部署の部長は非常にわがままな人で、彼が一人でごねた結果みたいなものがここ彼処に感じられたのでした。部署的にかなり重要なポストにいた人が今回他事業所に異動することになったのだけど、その仕事をもらえる人がいない。そして部長ははなから自分がかぶる気はない。だからたぶん今いる人と新しく入ってくる人に押しつける気でいるんだろうけど、冷静に考えてみたら、全部引き受けられる人なんていないのね。でもたぶんそれがわかってない。
私より一回りくらい上の人なんだけど、悪い人じゃないんだけど、もう少し大人になって欲しかった。

あと、少し前から話題になっていたのが、情報管理系の仕事を私たちがやるのはどうなのか、ということ。この情報管理系の仕事というのは、組織内のLAN管理に関わったりするもので(機密を扱うのとはまた少し違う)、かなり情報処理系の知識とかがある人じゃないと、処理できない業務だったりする。
私たちは一応専門職で、とくにこの情報処理系の知識に乏しい人が多いのだけど、おそらく全道の同じような事業所で、同じような部署が今は出来ているはず。そしてその組織は、たいてい、非常に個人的に情報処理系の知識が豊富な、いわゆる「オタク」によって支えられている。
多くの職員がこのオタクに助けられているんだけど、「これって、私たちがやるべき仕事なの?」ということも影でずっと囁かれてきた。たぶん民間だったら、システムとかLAN管理とかは外注される部分だと思うけど、違うんだろうか。もし外注じゃなくて社内に担当がある場合でも、「うちの会社で情報保守管理をしてもらう仕事ですよ」という募集をして、能力としてその方面に秀でている人や自信のある人を選ぶものではないですか?しかし、私たちは免許に則った職種で一括採用され、それ以外に全く別の経営業務やら総務的な仕事やら渉外的な仕事をしているわけです。それらの仕事の中には、本業(免許に則った仕事)に関連のあるものもあるけれど、この情報処理系の仕事は、あきらかにその本業とは無関係なものです。私が今いるところは、たまたまエンジニアが多いところで、その数いるエンジニアの中でも情報処理関連のスキルの高い人がその仕事に就いている。しかし、他の事業所をみたら、そこにはそういう人がいないということもよくある。しかしつながれた全道的なネットワークは維持管理しなければならないので、業務は存在するのです。オタクがいればいいんだけど、異動でいなくなったら、維持できなくなるのが(現場では)見えているんだけど、上部組織ではどうやら見えていないようです。もちろん予算的な裏付けはないので、外の人に任せることも出来ないです。だいたい機密だらけの仕事なので、ほいほい外にも出せないのですが。
ていうか、たぶん私たちがそう言う仕事をしていることを、外の人は知らないと思うよ。
以前も出てきていたこの話題が、昨日復活してきたのは、新年度の人事で、「この人には出来ないだろう」と思われる人が、その部署に配属されたからだった。
全部で5人くらいの部員のうち、スキルのない部員が二人も混じるというのはどうなんだろうか。
この種の仕事は、他の部署と違って、「とりあえず中に入って、慣れれば覚えられる」というのとは違うので、たぶん最初から最後まで戦力にはなれない。それがわかっているのに、そこに配置されるというのは、単に負担の軽減というか、「他に重たい仕事をしてもらう分、こっちでは働かなくていいから」と言うことなんだろう。つまりアメと鞭的な。そういう意図が透けて見える状態で、二人を押しつけられる部長は切ないな、と、部外者の私はちょっと思ってしまった。だって、二人のうち一人は末端の仕事の手伝いでもいくらか頑張るかも知れないけど、一人は全然勤労意欲ない人なんだもんよ。たぶんなにもしないよ。私が部長だったら、腐るな。確実に。
そんな組織のほころびがここ彼処に見受けられた新年度人事。原因は明白で、事業所長がなにも考えずに外に人を出しすぎたからです。
えらいんですから、ちょっとはもの考えて行動して欲しいものです。あと、間違えたらちゃんと謝罪はしましょう。もちろん謝るだけで物事が終わると思ったら大間違いですが*1

*1:最近、部下の顔に泥塗りまくりで、しかもフォローを全然しないので、ものすごい反感を買っている。