key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

一応記録しておく。

こういうことが昨日あったと一応記録しておく。
昨日は会議が2連発で、昼から退勤時間までずっと会議やってたのだけど、その最後の最後にちょっと重たい話題が出てきて、議論が紛糾してしまったのだった。
トップダウンで道から下りてきている案件なので、最終的には抵抗のしようもないんだけど、異議を唱えた人がいたわけです。そしてその異議に同意する人が結構たくさん出た。私もどちらかというと同意だった。いろいろあって、最終的には職場長が決済の場面で、「あなた方の気持ちはわかるけれども、こうしろと言われたものを私たちは拒否できる立場にないのだから、やるしかないのだ。あなた方の意見は正当だし、別に私も道に対して意見していないわけでもない。意見しているけれどもそれが通らない。最終的には言われたとおりにしなければならないのだから、理解して協力してくれ」ということで会議を締めたんだけど、その後帰宅の準備をしていたら、隣に座っていた人が「あんなところで意見しても通らない話なのに、なぜあの人はあの場で反対の立場を表明したのだろう」と暗に「賢くない」というニュアンスを含めた発言をしていた。それで、その言葉を投げかけられた私は、「あの人の発言の真意は、あの人じゃないとわからないけれど、最終的にあの案件をやらなければならないのはわかっているけれども、あの場で「すんなり飲みたい案件では全くない」と言うことを表明しておきたかったのではないでしょうか」ととりあえず答えた。
そんで帰り道からずっとそのことをぼんやり考え続けていたんだけども。
問題になったのは会議の席で配布された要項の一文で、結局は「その表現をどう解釈するか」という話になる。解釈によっては、金銭の絡む業務の最前線の非常に脂っこい部分をになわされてしまうのだが、そうすると、他の人は結局なにも仕事をせずに、こちらがほぼ100%その業務に関わることになってしまうわけだ。交渉とか説得とか連絡とか一番やっかいなところだけがこちらに回ってきて、最終目的の「金銭を徴収する」という部分だけを事務方で担当すると言うことになりかねない。こちらは日々いろんな脂っこい話の連絡のために電話しても、着信拒否食らうというのに、どうしてそう泥をかぶる部分ばかりこちらにやらせるのか。しかもそれは本来的な業務ではないとなれば、いい加減腹も立つわけです。「そこまでやらせるのかよ」という思いがある。だってこじれたらきっとマスコミで報道されるもの。現に同じような問題で対応をミスった人が少し前に全国的に報道されていましたよ。それで矢面に立たされるわけだけど、誰も支援などしてくれないのはもうわかっている。
専門職の筈なのに、ほとんど雑用係になっている。なにも言わないでいると、その曖昧な文言を盾にとられて「ここにこう書いてあるんだから、やってくれないと困る。こっちの仕事じゃない」と逃げられてしまう。だからあらかじめ「これは本来業務じゃない」と会議の場で表明しておき、記録に残しておく必要があるし、職場長にも提案してきた事務方にも「本来業務ではない」ということを認めておいてもらう必要がある。また、今回は決着を見たとしても、職場長や事務担当者が転勤などで変わった際に「そんな話は聞いていない。ここにこう書いてあるし、議事録にも異議はなかったと書いてある。疑問や不満があったなら、どうして会議の席で意見しなかったのか。異議なしで決済したのだから、こちらの言う通りにやれ」とまた言われてしまうわけだ。そのような今後予想されることなども考え合わせると今日はやはり発言しておかなければならなかったのだろうと思った。
実は今日一番始めに異議を唱えた人は、最近別件でもちょっともめている。もめているといっても別に無理難題をふっかけているわけではなく、このまま見過ごしていると、管理職が右から左に流してしまって大変な労働条件だけこっちに回ってくるからそれをなんとか回避しようと申し入れしているだけのことなんだけど。そしてその大変な労働条件は私にも大いに関わりあることなので、代表して交渉してもらっているところなのだった。
なんていうかね。何も言わずにいると、「ごめん。なんにも出来なかったから、これでやって」と言われるわけで、もしそれで一年乗り切ってしまったら、「去年やったんだから、今年も出来るでしょ」となるわけで、地獄からずっと抜け出せなくなってしまうのが見えている。だってこれまでもずっとそうだったんだから。そういう交渉のまっただ中にいるからこそ、今日の発言にもなったのかな、と、ぼんやり思った。
誤解して欲しくないのは、↑のように書いたからと言って「なにもしたくないわけではない」ということです。
他にも「やれ」と言われていることがあり、私たちが「やりたいこと」もあり、「しなければならない」と考えていることもある。専門職であるからには、職務に関わる部分をきちんとやりたいとみんな思っているにもかかわらず、それ以外の仕事が後から後から入ってくる。また、本来的な職務を充実させることは何よりもまず求められていることな筈なのに(免許を更新しろと言うからには)、実際はなんの保証も援助もない。しかもそのことを外の人はほとんど知らない。そのようなことに対する鬱憤というのが、もう私たちの間にはだいぶん溜まってきているのだということなんです。