key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

携帯電話で漫画を読んでみる。

以前読んで面白かった漫画の続きをダウンロード販売している……正確には携帯電話向け配信のみでの公開がされていると知り、続きよみたさに初めて購入手続きを取ってみた。携帯電話のアプリなんて、バーコード読むときとナビ見るときぐらいしか使ってないのだが。
で、結局漫画1.5本分くらいダウンロード。なんで1.5なのかというと、メルマガ連載中の作品の、単独ダウンロード可能分*1のみ購入したから。
最近の携帯電話はディスプレイの解像度が高いからそれなりに綺麗だし、携帯の小さくて細長い画面でもちゃんと読めるように工夫がされているのには感心した。
でも、たぶん、今後もほとんど「携帯で漫画を見よう」とは思わないと思う。
実は私が今回購入した1本分は、以前雑誌の付録として発行済みのものだった。私も発行当時にはそれを読んでいたのだけど(でも買ってはいなかった)、今回携帯を通じてもう一度その漫画を読んだときに、「切り刻まれている感」の様なものがどうしてもぬぐい去れなかったから。一枚の原稿用紙に書かれた数コマが一こまずつに切り分けられ、画面にあうようにサイズを変えられて次々に出てくることで、当たり前だが「ページ全体を見回す」とか、「隣と合わせてみる」「見比べる」と言うことが出来なくなってしまった。つまり漫画家が工夫したところの紙面上の効果というのが全く生きないのがつまらなく感じてしまったからです。これまでダウンロードにあまり興味持たなかったのも、だいたい同じ理由かな。
じゃあ、今回どうして購入に踏み切ったかというと、その漫画を描いた漫画家さんのブログを以前拝見したときに、「依頼は受けたものの、いつ本に載るのか、または載らないのか。全くわからないままに漫画を描いていた」というような話が載っていたため。
単行本は好評で、反響もあったけれども、続編も本誌ではなくて別冊ふろく。雑誌掲載は諸般の事情により難しいようだということで、「もしかすると、この後にこの漫画が紙媒体で売られることはもう無いかも知れない」と、思ったのでした。
もしかすると、データでこの後も配信があり、単行本一冊分溜まったら、単行本にしてくれるのかも知れないけど。
ていうか、ぜひそうして欲しい。そしたらたぶんまた買うと思う。配信オンリーの作品を見て、是非紙上できちんとページとして構成されているものを見たいと思ったから。

ところで、漫画の感想なんですが。
いや〜。今ヶ瀬がああ出てくるとは思わなかったな。というのと、流され侍の脳内劇場は相変わらずおもしろいな、と。
これだけでなんの漫画よんだのかわかる人はすごいと思う。

*1:メルマガ配信が終了した後は、単独作品の切り売りになる様子。一本37円だった。ちなみにメルマガは一本105円