世界の終わりと始まり
- 出版社/メーカー: KADOKAWA メディアファクトリー
- 発売日: 2003/01/24
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『ブルーフレンド』切ないね。『子供たちの夜』も切なかったな。
もう少し説明して欲しいな、と思うところがないわけではないんだけど、エヴァと違って、映画見てもその辺が十分補完されないのはわかっているので、まあ仕方がないとあきらめておこう。
例えば、量産型の人型戦闘兵器の中に入っているものとか、大気圏外にいる敵を遠隔攻撃兵器(ラーゼフォンは弓。エヴァは槍か)でしとめるとか、こう、敵の出てくるタイミングとか、敵の何となく不気味な感じとか、ロボに乗るに当たっての主人公の葛藤とか、エヴァを彷彿とさせると言えばそうなんだけど、これは二番煎じとかフォロワーとか何とかよりも、「あの時代はこれで仕方がなかった」とつい思ってしまうなぁ。好き嫌いはひとまず置いておいて、エヴァは人の心に傷を残すような何かだったんだろうよ。
ただ、話の展開というか、メインテーマは違うと思うし、ラストもかなり違う。神名綾人は碇シンジじゃないからな。
ところで、これのキャラデザインは山田章博氏。ジャケットは全部書き下ろしでどれも美麗。敵キャラの造形もかなり面白いです。また、作中の絵(主人公は画家志望の少年)は末弥純氏(日本版ウィザードリィの絵で有名だと思う)の作も使われていたらしい。小畑氏がよく「絵師」と言われるけど、山田氏も末弥氏も超一流の絵師だと思う。
音楽は橋本一子さん。監督は出渕裕氏。制作はBONES。ほんとスタッフ豪華だなぁと思いました。
ストーリィのメインはSF設定のラブロマンスなんだけど、ロボアニメであることも確かなので、ロボがらみが苦手な人にはお勧めしません。ラストの方はロボがらみで若干興ざめする人もいるでしょうし。
そういえば。
ウィキペディアを見たところ、『ホスト部』アニメで登場人物が『ラーゼフォン』の如月久遠のコスプレをする場面があるとか。脚本家の榎戸さんが両方の作品に関わっていた……等々による遊びらしいけど、本当なのだろうか。