ジュヴナイル
- 作者: さとうふみや,天樹征丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/17
- メディア: コミック
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先日神木くん主演の連ドラが終了して、録画してあった分を何となく見終わったので。ラストはほぼ原作通りだったと思うんだけど、なんだか抜かして欲しくなかったところを抜かされた気がして、消化不良気味。
Qが初めて実写化されたときに、このブログにも時々コメントくださるSさんが「ジュブナイルだと思いました」とおっしゃられていて、それを見たときに私は「ああ、本当にそうだなぁ」と納得したのでした。どの辺が、といわれるとはっきり説明できない気がするんですが。
ドラマで抜かして欲しくなかったのは、実は主にリュウに関することでした。リュウというのは頭脳明晰な美少年なんだけど、陰があるので、表情はわりにいつも険しいという、良くある設定の少年なんだけど、書影あげた22巻のリュウは、いつもの険しい顔ではなく、本当に年相応の少年の顔を見せるところが多くあるのです。それはストーリーの中で、Qに関する謎が解かれるだけではなく、リュウに関しても謎が解かれ、救済が行われるからなんですね。あと、ドラマではおそらく*1ガン無視されたメグとQのエピソードとかも、最後にきちんと回収される。
連ドラ前の実写スペシャルの段階では、私は原作のそのあたり(風呂敷が綺麗にたたまれる)のことが頭にあったので、「ああ、これは本当に正しくジュヴナイルだなぁ」としみじみ感じていたのかもしれません。
視聴率の関係で、その辺ははしょって仕舞ったのかも知れないですが、リュウがあのドラマの設定のままで捨て置かれることを思うと、その後の人生で背負うものが重すぎて、それはどうなのかという気になりました。
あと、メグ役の子は悪くないし、かわいいんだけど、やっぱりちょっとイメージ違ったかな。それが最後まで気になった。リュウ役の子は難しかっただろうに*2、頑張っていたと思います。神木くんは容貌がどうしてもおとなしめの印象だから、Qも悪くなかったんだが、なんとなくメグに押され気味の印象が残った。
『セクシーボイス&ロボ』→『探偵学園Q』ときて、次は確か『働きマン』じゃなかったか?
あの枠はこれからも土曜9時ラインで行くつもりなんだろうか。