ちょっと痛い
うちのママが言うことには 1 (YOUNG YOU漫画文庫)
- 作者: 岩館真理子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/03/18
- メディア: 文庫
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岩館真理子は好きだった。コメディでもそこはかとなく寂しいところが。『まるでシャボン』とかよく読んだ。少し離れたのは『アリスにお願い』あたりか。「いそいで追いかけなくてもいいか」と思っているうちに距離が空いてしまった。そんな感じで今に至る。
この話のあたりとか、フォロワー(岩館真理子風の絵を描く人)が結構いたよなぁとか思ったり。なにが懐かしいと言って、けいとちゃんとか、周囲の女の子の服装がもろバブル前後っぽくてね……。襟が細くて肩幅の広いダブッとしたジャケットとか。太いベルトかっちり締めてるけど、パンツはだぶだぶめとか。ああ、懐かしくて涙出そうになりました(嘘)。
ところで、けいとちゃんの名字は「北風」というのである。私はこの話を読んだずっとあとに「北風」という人と同僚になって、「あ、北風って本当にある名字なんだ」と、とても失礼なことを思った覚えがあります。あと、本当にあったと知って驚いたのは「水落」かな。これはBL小説に出てきた男の子の名字でした。名前って難しい。北風けいとちゃんの恋人は甘夏くんと言うのだけど、「甘夏」というのも、本当にあるのだろうか。
*1:書影にあるものではなく、ヤングユーコミックス版