key of life

BL小説を書いたりしている江渡晴美の日記です。

こゆい

Melody (メロディ) 2007年 04月号 [雑誌]よしながふみ羽海野チカ対談のためだけに、熱帯密林商店から買う。だって、メロディってなかなか書店の棚にないんだもの。コミケのスラダンSPで何度も隣同士になったというふたりが最初から最後までいちゃこらしている対談である。やおいの定義とか面白い。「最後に残るのは単行本」*1というのが、印象深い。創作者として、他メディアの人から自分の作品が選ばれ、自分のためにその人の時間をもらえることの喜びなども語られていた。確かに純粋な読者にはこれはわからない視点だな。
メロディ自体久しぶりに読んだ。成田美名子って、いつ見ても絵が上手いなぁ。そして今まで自分に封じていた清水玲子の『秘密』を読んでしまう。これは……面白いよ。単行本読みたくなっちゃったじゃないか。あと、別冊付録についていた落語家の漫画『しゃべれどもしゃべれども』youngyouとかぶ〜けとかに載っていそうな漫画だった。(ちなみにどっちももう存在していない雑誌)でも面白く読んだので、原作を見てみたいと思う。河惣さん、ひかわさん、川原さん、魔夜さんあたりはいつも通りというか、昔と変わらずというか。まだ「パタリロ」をやっていることにはかるく驚かされる。

*1:アニメやドラマは瞬間のもので流れてゆくものだけれど、単行本はいつでも手元に置いて見返すことが出来る。時間が経ってドラマ等のことが過去になってしまっても、結局は自分の書いた漫画が残るから、自分の漫画をしっかり頑張っていればいい、と言うような話だった。