「しっかりした子だよね」というのが、緒方の周囲での伊角の評価だったが、緒方は伊角慎一郎という男のことを深く知るにつれ、それには同意しかねるようになった。 表だってはそんなことは口にはしない。研究会の席などでは、伊角は年配者に気配りを欠かさず…
『魍魎の匣』を先日見てから、クドカンのお茶目な顔が忘れられない。 いや、あれは正しく気持ち悪い描写になっていたんだけども。あと、あの映画の画面が綺麗と先日書いたのだけど、唯一「ああ……」と嘆息したのは、実は肝心の箱形研究所の外観であったのだっ…
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